職人が語る琉球ガラス~歴史・つくりかた・想い~(2014年2月13日開催) ■先生 松田 英吉 氏
   
    「おきなわ工芸学校」の第4回イベントは「職人が語る琉球ガラス~歴史・つくりかた・想い~」を開催しました。

お土産店などでよく見かける琉球ガラスですが、戦後から現在にいたる歴史やデザインの変遷は、実はあまりよく知られていません。沖縄のガラスについてもっと深く学ぼう!ということで、琉球ガラス匠工房代表の松田さんに修行時代のお話やガラスの科学的なお話、戦後から現在までの琉球ガラスのデザインの変遷を、実演を交えながらご説明していただきました。

 

数名の方には実際にコップやガラスの花を制作体験していただき、いかにガラス作りが難しいかを実際に体験することで知っていただきました。

とても満足度の高い、充実した会になったかと思います!
ご協力いただきました琉球ガラス生産・販売協同組合のみなさま、匠工房の方々、
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

 

 

 
  壺屋のやちむん文化をお客さまに届ける仕事~育陶園のものづくりと売場づくり~(2014年1月24日開催) ■先生 高江洲 若菜 氏
   
    1月24日(旧暦12月24日)、火ぬ神のウグヮンブトゥチ(御願解き)の日に、壺屋焼窯元 育陶園さんのご協力をいただき、沖縄のやちむん(焼物)文化を伝えるイベントを開きました。今回は、工芸を販売されているショップさん、作り手の方、行政の方、新聞社の方、工芸に興味のある一般の方など、沢山の方々にお越しいただきました。本当にありがとうございます。

 

育陶園の高江洲若菜さん、ショップのみなさん、職人さんからお話をお聞きしながら、壺屋を歩き職人の方々に耳を傾けながら、壺屋の地域と老舗窯元・育陶園さんが積み重ねてきた時間の重みと、これから紡いでゆく時に想いをはせることができました。みなさん普段なかなか見れない工房さん内部の様子やお話を真剣に聞き入っていました。最後は工房内にある食堂で育陶園さんの器でお茶を飲みながらゆんたくタイムも。

 

いつもお伝えするのですが、1つの器はまさに文化のかたまりなのです。
そこには作り手がいて、作り手さんがいる工房のストーリーがあります。
先人達から受け継がれてきた技法、精神があります。
そして、やちむんが作られている地域の歴史、文化、海外との交易、泡盛文化・・・やちむん1つから様々な文化に繋がっていきます。

1つの器を知ることで、そこに詰まった様々な文化を知ることができます。

まずは自分達の暮らす地域の足元を知り、そして誇りを持つこと。
それが地域が良くなっていくための第一歩ではないかと思います。

 

 

 

 
  売り場から発信する沖縄の工芸文化(2014年1月7日開催) ■先生 松坂 香里 氏
   
    「売り場から発信する沖縄の工芸文化」は、大変多くの方にご来場いただきました。参加者が予想を大幅に上回り、急遽倍の広さの部屋に変更するほどでした。誠にありがとうございました。

講師はメイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社統括マネージャー 松坂香里さまにご登壇いただきました。売り場から発信する工芸文化をテーマに、東京・六本木ミッドタウンにあるセレクトショップ THE COVER NIPPONを具体的な事例として、店舗での取り組みについて語っていただきました。

 

「物を売る時代ではない」とは言われていますが、それってどうゆう事なのか?それじゃあ、沖縄は何を発信していくのか?その1つの視点が工芸文化です。工芸品はただの物ではありません。一言でいうと、文化のかたまりです。例えば、1つの琉球ガラスの器には、工芸品としてのストーリーだけでなく、周辺文化、沖縄そのものが詰まっています。文化をまず知るコト、そして発信するコト、それを本気でやろうとすると、ものすごい労力がいるし、大変な事なんだと昨日の話を聴いて改めて感じました。

ゆいまーる沖縄としても、この工芸文化を発信するという事を継続して行い、販売の現場や、工芸文化に興味のあるみなさんが、「工芸文化を知る」という機会を提供していきたいと思います。

 

 

 

 
  モノづくりの伝統の継承と革新(2013年11月19日開催) ■先生 村澤 一晃 氏・謝花 久乃 氏
   
    講師に、股旅デザイナーの村澤一晃氏、300年続く沖縄の銘菓を受け継いでいる謝花きっぱん6代目の謝花久乃氏をお迎えして開催しました。
たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました!

 

デザイナー、作り手と立場は違いますが、考え方などの共通項が非常に多いお二人です。今回の事業のテーマが、作り手の情報発信でもあります。
モノづくりに関わっている方々がこうやって情報発信をする。さらに、作り手だけではなく、売り手、消費者も発信していくことで、繋がりの輪が広がっていきます。これは、僕らが事業をしていくにあたって、自身もそうだし、業界としても、沖縄の工芸・文化の魅力をまだまだ発信できていないという反省からも来ています。観光、県外、そして何よりも地元の方に地元の足元にある宝物をぜひ知っていただきたい。
こういった取組を通じて、作り手、売り手、クリエイター、消費者が有機的に繋がっていく。
そして、いづれは工芸業界の枠を越えた活動に広げ、大きなムーブメントにしていきたいと考えています。

支援:沖縄県 公益財団法人沖縄県文化振興会